今年、いよいよ8代目ゴルフのホットバージョン達が登場する。
8代目ゴルフは登場するや否や、世界中のカージャーナリストを唸らせている。メルセデスやBMWも力を注ぐCセグメントにおいて、やはり「ゴルフは凄い」と言わしめているのだ。
ゴルフの何が凄いのか。8代目の新型ゴルフは7代目のMQBプラットフォームを進化させたものであるのだが、これが見事に洗練を極めているようなのである。エンジンパワー、乗り心地、内装の質感、最新テクに至るまで、全方位でライバル達に明確な差を見せつけている。ライバル達からすれば、背中が見えて追いついたと思った瞬間、また背中遠く小さくなっていく。戦意を喪失してしまうほどのショックだろう。
前置きはこれぐらいにしておいて、新型GTIからホットな最新ゴルフを紹介していこう。
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▶3月に245psの新型GTI
3月のジュネーブモーターショーで、新型ゴルフGTIとGTDがお披露目される予定だ。新型ゴルフGTIのパワーは245ps(15ps向上)で、GTDが200ps(16.5ps向上)を発揮するという。どちらのモデルも、さらっと先代を凌駕している。
新型ゴルフGTIのパフォーマンスは、これまで6秒台だった0-100㎞/h加速が、いよいよ5秒台に突入するのではと言われている。最高時速は250㎞/h。
GTIの上位モデルである新型ゴルフGTI TCRは300psとなり、現行モデルよりも10psのパワーアップが実現される。新型ゴルフGTI TCRは、9月のフランクフルトモーターショーでデビューする予定だ。新型ゴルフGTIは、このように標準モデルとTCRの2モデルとなり、現行の「GTIパフォーマンス」はカタログ落ちすることになる。
一方の新型ゴルフGTDであるが、こちらも注目の1台である。現在、日本でもディーゼルモデルの人気は日増しに高まってきている。燃費の良さはもちろん、常用領域でのパワフルさはとても魅力的だ。しかも最新のディーゼルモデルは静か。昔のディーゼルの欠点を全て打ち消してくれている。人気が出て当たり前だろう。
新型ゴルフGTDには、新型ゴルフGTIには搭載が見送られたマイルドハイブリッドが搭載されている。なので、発進時と加速時のパワーは今まで以上であることは間違いない。日本への導入がどうなるか分からないので何とも言えないが、もし導入されるなら「買いたいリスト」に入るのは確実であろう。
▶7月に245psの新型ゴルフGTE
イギリスで毎年7月に開催される世界的なモータースポーツの祭典である「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」。世界中のエンスー達が熱くなるこの時期に、プラグイン・ハイブリッドモデルである新型ゴルフGTEがデビューする予定だ。
新型ゴルフGTEのパワーはGTIと同じ245ps。エンジンは、1.4ℓ4気筒ターボに13kWhのリチウムイオンバッテリーが組み合わされる。
サプライズで、「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」で新型ゴルフRが登場するかもしれないそうだ。
▶9月に333psの新型ゴルフR
「マルチパフォーマンス・スーパーハッチバック」こと新型ゴルフR。新型ゴルフGTIに搭載されるEA888型2.0ℓ4気筒ターボの超高出力版を搭載するゴルフRは、333psを発揮する。現行モデルよりも30ps以上のパワーアップだ。日常では絶対に使わない、いや、使えないパワーである。スロットルを開いた時の快感はいかほどだろうか。想像するだけでも、興奮して眠れなくなりそうだ。
ゴルフRとくれば、400psのモンスター「ゴルフRプラス」はどうなるのか気になる。こちらに関しては、まだまだ情報が少なく、今年中にデビューするかどうかは分からない。
▶全てのホットなゴルフに言えること
エンジンパワーは確実に向上したホットなゴルフ達。実際の走りは一体どうなのか。心配無用、基本構造は先代と変わらずとも「洗練を極めている」ので、その走りに唸ること間違いなしだろう。より精確なハンドリング、より意のままに曲がる旋回性能、より懐の深い上質な乗心地。どれだけパワーがあろうとも、誰もが快適に毎日乗れるのが「ホットなゴルフ達」なのだ。
Source:AutoBild, Motor1, Autocar
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