FF最速を目指して、3代目「JCW GP」来年発売か

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2017年のフランクフルトモーターショーで発表された、ミニの3代目「JCW GPコンセプト」が、いよいよ来年中に発売されるかもしれない。

 

「JCW GP」は、2006年に、「ミニクーパーS JCW GP」として産声を上げた。それから6年後の2012年には、2代目となる「JCW GP」という現在の名前で発売。そして2019年、7年の歳月を経て、待望の3代目「JCW GP」が、降臨するかもしれないのだ。

 

「JCW GP」は、他のミニとは一線を画し、おしゃれ感覚で所有してもらっては困るマシン。なぜなら、バリバリのサーキット志向だから。加えて、FF世界最速のシビックタイプR、ゴルフGTIクラブスポーツS、メガーヌR.S.トロフィーなど、走りに徹した硬派なライバルたちを迎え撃つ使命を背負っているからでもある。

 

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▶いよいよ超えるぜ、300ps

強力なライバルたちは、全て300ps超のパワーを持つ。ライバルに比べると、明らかに小柄なミニ。300ps超のパワーは、コントロールできないほど大きな力。しかし、3代目「JCW GP」は、そのパワーを路面にしっかり伝えられる強靭な足を鍛え上げてくるだろうから、心配ご無用。

 

やんちゃなキャラクターと、エッジの効いた見た目の「JCW GP」。その期待に応えるには、やはり、300ps超のパンチ力がほしい。

 

爆音と共に突っ走る「驚異のちびっ子」の姿に、トランプ大統領も、「リトル ロケット カー!」と、さぞ驚くことだろう。

 

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▶キレキレの足回り

初代「JCW GP」は、足回りの造り込みが甘く、ハードなコーナリングでは、ヒーヒー悲鳴を上げていた。一方、2代目「JCW GP」は、初代の教訓を生かし、ハードコアモデルに恥じないコーナーワークを実現。

 

そして、期待の3代目であるが、足回りは一新される。新設計のサスペンションは、スプリングレートの見直しはもちろん、より強靭なアンチロールバーも備える。ブレーキは、巨大な6ピストンのブレーキキャリパーを装着する。

 

コーナーが近づくと、ヨダレを垂らしながら「一発かましてやるかっ!」というように、コーナーに襲い掛からんばかりの勢いでターンイン。「どんなもんじゃっ!」の捨て台詞を残して、再び一気に加速する。「JCW GP」は、まさしく「コーナーハンター」。

 

「すべては、サーキットのために」が、「JCW GP」の開発モットーだろう。日常使いや、街中での快適さなんかは、求めてはいけないクルマ。街中での低速走行でも、サーキットを走っている臨場感を抱けるような、根っからのエンスー向けのクルマだ。

 

▶今後の展開

3代目「JCW GP」は、早ければ、2019年3月のジュネーブモーターショーで、ワールドプレミアされるかもしれない。そうなれば、2019年の秋から年末にかけての間に、発売される可能性が一気に高くなる。

 

Photo source:MINI

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