先日、現行のM3よりも魅力的な新型M340i xDriveを発表したBMW。ついに、コードネーム「G80」と名付けられた「新型M3」の情報が漏れ伝わってきた。
新型M3は、ライバルのメルセデスAMG C63や、アウディRS4を上回る動力性能を手に入れるだけでなく、ボディスタイルのラインアップも拡充するようだ。
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▶500psのストレートシックスが火を噴く
新型M3に搭載されるエンジンは、ボッシュ製のウォーターブーストを搭載した3.0ℓ直列6気筒ターボになりそうだ。このエンジンは、1台およそ2,000万円の限定モデルで即完売した、M4 GTSのエンジン。パワーは桁外れの、500ps/600Nmを発揮。これが実現すれば、現行M3から、69ps/ 50Nmへとジャンプアップする。組み合わされるトランスミッションは、M5と同じZF製の8速ATか、これまで通りの7速M DCTだ。
500psのストレートシックスが、本当に火を噴いたならば、0-100㎞/h加速は、3.8秒で駆け抜けてしまうだろう。
一方のライバル、メルセデスAMG C63Sは、4.0秒。アウディRS4は、4.1秒。3.8秒の新型M3が、やはり1番速い。とはいえ、パワーは、AMG C63Sの510ps/700Nmに軍配が上がるが…BMWはパワーでは劣るが、速さではメルセデスに勝る。M5 vs E63と同じ図式。
▶拡充される駆動方式とボディスタイル
駆動方式は、M3だけに、後輪駆動だけかと思いきや、いよいよ、M5と同じ四輪駆動(M xDrive)が用意されるようだ。この四輪駆動は、リアバイアス(後輪寄りのトルク配分)で、ボタン一つで完全に後輪駆動に切り替えられる優れもの。
新型M3には、後輪駆動モデルと、四輪駆動モデルの2つがラインアップされるようだが、M5用の「M xDrive」を装着した「M3 xDrive」に気持ちが傾く。
ボディスタイルのラインアップは、これまでのセダンのみから、ワゴンモデルも展開されるようだ。M3ワゴンは、走るのも好きだが、遠出のレジャーも大好きというオーナーには、待望の一台だろう。ましてや、ウィンタースポーツを愛する方は、「M3 xDrive 」は最高の選択肢ではないだろうか。
まだまだ未確定情報が多いが、期待する価値は大いにある。新型M3よ、今から期待で眩しく見えるぞ!
▶進化した新型330e
新型3シリーズのPHVモデル「330e」が、発表された。パワートレインは、184psの2.0ℓ直列4気筒ターボと、68psの電動モーターの組み合わせで、システム全体で252ps/420Nmを発揮する。トランスミッションは、8速ステップトロニックATが組み合わされ、後輪を駆動する。
しかし、今回のPHVはこれだけでは終わらない。電動モーターに、「エクストラブースト」なる機能が追加された。ドライブモードを「スポーツ」に切り替え、「エクストラブースト」を起動させると、252psに! 41psが一時的にエクストラブーストされる。瞬間的に、293psまでパワーアップする。この機能、めちゃくちゃ楽しそうだ。高速の料金所を通過する時には、必ず押してしまいそうだ。
マックス300ps近いパワーを捻りだす新型3シリーズPHV。もちろん、速いです。0-100㎞/h加速は、6.0秒。ゴルフGTIより、全然速いです。最高速度は、230㎞/h。モーター単体でも、110km/hまで出せる。モーター単体の最高速度は、現行モデルよりも30km/h伸びている。
そして、PHVの強みであるモーター単体での航続距離は、60㎞可能だそうだ。現行モデルよりも、23.2㎞も航続距離が延びている。12kWhのリチウムイオンバッテリーにより、大幅な進化を遂げた。
環境意識は高いが、走りも妥協したくない。そんな方のためのクルマが、新型330eかもしれない。
BMWファン、エンスー達には、やはり、新型M3で頭が一杯になる。いい夢が見られそうだ。
Photo source:BMW
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