ブガッティは、シロンに「スカイ・ビュー」というサンルーフのオプションを新たに追加した。
「スカイ・ビュー」の装着により、これまでにない空を見上げる開放感と、日が差し込む気持ちよさを味わうことができるようになる。
シロンがもてなす究極の開放感とは一体いかなるものか。
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▶4層構造の「スカイ・ビュー」
「スカイ・ビュー」は一般的なサンルーフと異なり、運転席と助手席の上にそれぞれ1枚ずつ独立した縦65㎝×横44㎝のガラスパネルが設置される。このガラスパネルは、最新の4層構造のラミレート加工が施された薄いガラスパネルである。
4層構造のガラスパネルには、それぞれの層が独自の役割を担っている。表面の第1層目は風切り音を低減させ、第2層目は赤外線をカットし温度上昇を抑え、室温を快適に保つ。第3層目は薄暗い着色層で、室内のプライバシー保護に一役買う。最後の4層目は、人体に有害な紫外線を遮断する。
この4層構造によりルーフの剛性は高く保たれるため、シロンのボディ全体の剛性が損なわれることはなく、衝突安全性能も今まで通り高く保持されるようだ。なお、「スカイ・ビュー」装着による車重増の有無については公表されていない。
▶「スカイ・ビュー」の嬉しい副産物
「スカイ・ビュー」をつけることで、その薄いガラスパネルは通常のシロンのルーフライナーよりもさらに薄いため、結果的にヘッドルームに2.7㎝のゆとりが生まれているそうである。
いやはや、嬉しい副産物である。開放的なうえ、ゆとりまで生まれたというのであれば、その解放感は一層増すだろう。
しかし、シロンは8.0ℓW16クアッド(4基)ターボエンジンを搭載し、1,500ps/1,600Nmを誇るモンスター級のパワーで0-100㎞/h加速を2.5秒でこなし、0-300㎞/h加速は13.6秒で疾走する。
最高速度は、420㎞/h。
このパフォーマンス、さすがに解放するのは難しそうだ。
月夜の光に照らされ、巧みに調律されたBGMを背に、優雅にステアリングを握る。
「スカイ・ビュー」では、こんな選択肢も、ありかもしれない。
▶今後の展開
「スカイ・ビュー」を装着したシロンは、8月下旬に開催される「モントレー・カー・ウィーク」で披露されるようである。
「スカイ・ビュー」のオプション価格は公表されていないが、シロンだけに高価であることは間違いないだろう。
ブガッティ・シロンと、「スカイ・ビュー」を装着したブガッティ・シロン。
どちらかを選べと言われたら、皆さんはどちらを選ぶだろうか…
Photo source:BUGGATI
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