ミニは、3代目となる新型JCW GPを世界限定3,000台で、2020年に発売することを発表した。
3代目JCW GPは、ミニ史上最もパワフルなエンジンを搭載し、最も速くサーキットを疾走するという。
そして、ミニの専売特許である、「ゴーカートフィール」は究極の域へと研ぎ澄まされるだろう。
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▶ミニが明言した300ps超のエンジン
3代目JCW GPには、2.0ℓ4気筒ターボが搭載される。しかし、そのパワーは、ミニとしては異次元の300ps超。2代目JCW GPの218psを優に超え、現行のJCWが備える231psを70ps以上回る、スーパーミニとしては規格外のパワーだ。
ミニは、この規格外とも言える300ps超のパワーについて、2月13日のプレスリリースで明言している。いよいよ、ミニも300psの世界へと突入したのだ。FFハッチバックの300ps超といえば、シビックタイプRとメガーヌR.S.トロフィーがすぐさま思い浮かぶ。泣く子も黙る世界最速のFFホットハッチだ。
勝負の場は、ニュルブルクリンクサーキット北コース。
▶ミニ史上最速の3代目JCW GP
3代目JCW GPの最初のミッションは、2代目JCW GPが持つニュルでの8分23秒を上回り、ミニ史上最速の称号を確実なものとすること。とはいえ、シビックタイプRが持つ、「FF最速の7分43秒80」に比べると随分と差があることは否めない。
しかし、発売1年前から300ps超を明言しているミニが、ほぼ同じパワーであるFF世界最速のシビックタイプRに、およそ1分近くも離されたまま納得する訳がない。そう、2代目JCW GPのタイムは、あくまでミニのFF世界最速までの「第一関門」に過ぎないのだ。
JCW GPは、シビックタイプRやメガーヌR.S.トロフィーよりも明らかに小柄で、軽い。この軽さによって、JCW GPはパワーウェイトレシオでライバルよりも優位に立つ。ミニも、3代目JCW GPには、カーボン素材などの軽量素材を使用することを明言している。
ライバルと同等のパワーを備え、ライバルよりも軽いとくれば、ミニがFF世界最速の座を獲得することも夢ではない。
▶今後の展開
3代目JCW GPは、今後数カ月かけて、じっくりとサーキットで走り込み、究極のゴーカートフィールを体現する足回りを仕上げていく予定だ。
冒頭でもお伝えした通り、発売は2020年。2代目JCW GPよりも1,000台多い、世界限定3,000台。
ジョン・クーパーが、小さなファミリーカーであるミニをレーシングカーへと変身させてから、およそ60年。
いよいよ、ミニ史上最速の「リトル ロケット カー」が発進する。
Photo source:MINI
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